不動産評価額とローン残高の間に差がある場合、抵当権は複数設定することができるため、2番抵当、3番抵当を設定することで、不動産担保ローンの融資を受けることができるのです。
一般的に、住宅ローンを借りる時には、その不動産に抵当権が設定されます。
抵当権とは、住宅ローンなどを借りるときに、ローンが返済できなかった場合には、ローン会社が、その土地や家を担保にできる権利の事です。
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抵当権ってなに?
抵当権って何ですか? 抵当権は、簡単にいうと不動産などに設定される担保のことです。 抵当権とは、住宅ローンなどでお金を借りる時に、お金を借りた人が、返済できなくなった時に、お金を貸 ...
住宅ローンがある家で、不動産担保ローンを借りる場合、不動産担保ローン会社は2番抵当を設定することになります。
2番抵当とは、不動産に2回担保設定された状態のことです。
1番抵当のローンを継続しながら、さらに別の融資を受けることができるのです。
ただし、2番抵当だと借りられない不動産担保ローンもありますので、借入の際はよく確認しておきましょう。
住宅ローンが残っていても不動産担保ローンが借りられる場合
通常、住宅ローン返済中の場合は、担保として預ける不動産の価値から、残っている住宅ローンの額を引いた金額をもとに、融資の額が決定されます。
ですので、担保となる不動産とローンの残高の差額が大きければ、その分融資を受けることができる可能性が高くなるということになります。
担保となる不動産によほどの資産価値が付かない限りは、住宅ローンの返済を始めたばかりだと、不動産担保ローンを借りるのは難しいでしょう。
カードローンやキャッシングでの借り入れがあっても不動産担保ローンは借りれる?
住宅ローンではなく、カードローンを借りている場合はどうなるのでしょうか?
銀行や消費者金融会社のカードローンの借入れがあっても、不動産担保ローンを借りることができます。
不動産担保ローンは、総量規制の対象外となるローンなので、年収の3分の1以上の金額でも借りることができますし、不動産という担保があるために担保のいらないカードローンによりも、審査の基準が甘いとされています。
このように不動産担保ローンは、他の借り入れがあっても借りることができるローンなので、住宅ローンが残っていても、どうしてもお金が必要な場合には役立ってくれるかもしれません。